こんにちは、やなべです。
とにかく列車に一日中乗りたいのだけど、支出を極限まで抑えたい!
そんな方におすすめするのが、大回り乗車の旅です。

うまくすれば、初乗り運賃で終日列車に乗りまくれます。
ご存じの方も多いかと思いますが、今回は大回り乗車のルール、旅行計画の立て方、実際に旅行してみた感想をご紹介します。この記事を読めば、大回り乗車を利用した旅行に出発できるようになります。
大回り乗車のルール
大回り乗車をするためには、いくつかのルールを守る必要があります。
- 大都市近郊区間内の移動であること
- 在来線のみであること
- 一筆書きの経路で改札外に出ないこと
ちょっと聞き慣れない用語が出てきますが、簡単に説明していきます。
大都市近郊区間内の移動であること
東京における大都市近郊区間は、次のエリアを指します。

大回り乗車では、このエリア内を移動することになります。
なんだ、制限されたエリア内かよ。
と思われるかも知れませんが、大丈夫です。うまく行程を組めば、一日中列車に乗ることも可能です。
*東京以外にお住まいの方は、各地域の近郊区間がJR東日本のホームページに載っていますので参照してみてください。
在来線のみであること
大回り乗車において、新幹線は利用できません。
しかし、旅を快適にするツールとして、追加料金は必要になりますが普通車のグリーン席や特急を利用することができます。特に普通車のグリーン席は、土休日であれば最大800円で利用できるので、長旅にはおすすめです。

格安にしつつも、快適性を求めてちょっと贅沢もできます。
一筆書きの経路で改札外に出ないこと
たとえば、次のような経路は大回り乗車ができます。

この場合は、柏を出発して、大回りをして松戸に戻るので、運賃は柏-松戸間の220円になります。ただし、途中で改札外に出ることはできないので注意が必要です。昼食などは、どこかの乗換駅のエキナカで調達することになります。
旅行計画の立て方
それでは、実際に大回り乗車の旅行計画を立ててみましょう。

計画を立てているときって、ワクワクしますよね。
経路を決める
大回り乗車をするにあたり、一番重要なのは経路です。これが失敗すると、大回り乗車が成立しなくなり通常の運賃を支払うことになるので注意が必要です。
東京近郊区間の図を見ながら、経路を書き込んでいきます。
このとき、経路に馴染むように始点と終点を決めるのがポイントです。または、最寄駅を始点にすると決めてから、それに合わせて経路を決めると良いでしょう。

タイムテーブルを決める
経路が決まったら、タイムテーブルを決めます。
おすすめなのが、ジョルダンの青春18きっぷ検索です。これを利用すると、JR線の普通列車のみの乗換案内を表示してくれます。しかも、運賃が大回り乗車を加味して表示されるので、経路が正しいかどうかが一目で分かります。
まず、出発地と到着地を指定します。

次に「経由駅を指定する」を選択して、大回り乗車の経路になるように入力します。

これで検索をすれば、大回り乗車の経路に沿ったタイムテーブルを検索することができます。
大回り乗車旅行記
まずは、柏を出発します。なぜか無性に駅そばが食べたくなったので、計画の電車が到着する3分前に入店し、電車がホームに滑り込んでくるときに食べ終わり、スイカグリーン券を買うという早業を成し遂げました。

予め買い込んであったビールをおつまみを取り出して、常磐線の友部を目指します。

友部からの景色です。筑波山がきれいに見えました。

友部からは水戸線に乗車して小山に向かいます。水戸線の前面展望はなかなか良かったです。

小山からは、宇都宮線に乗車して帰ります。ここはグリーン車が利用できたので、快適に過ごしました。